House Wellness Foods 乳酸菌HK L-137研究所/専門家向け学術情報 for Experts
HK L-137の特徴

健康関連QOLの改善効果2006年論文発表 臨床試験

日々の生活の精神面および身体面での満足度(生きがい)を表わす言葉として、QOL(Quality of Life:生活の質)というものがあります。QOLは、QOL質問票を用いて調査し、結果を数値化して統計学的に処理することで客観的に評価することが出来ます。

なかでも"体調"にスポットを当てたものは、健康関連QOLと呼ばれ、健康関連の項目に絞ったQOL質問票で調査されます。免疫機能は体調と関連していることが報告されているため、HK L-137摂取による体調変化について、QOL質問票を用いて評価しました。

その結果、HK L-137摂取によるQOLの向上が認められ、免疫機能の上昇が健康増進に寄与することが示されました。

方法

試験デザインは二重盲検無作為化比較試験とし、被験者は40歳以上の健常な男女60名として、HK L-137を10 mg含むカプセルを30名に、対照としてHK L-137を含まないカプセルを30名に、1日1個、12週間摂取していただきました。試験開始0、4、8、12週目に被験者の免疫力と健康関連QOLを調査して、有効性を評価しました。

健康関連QOLは、身体的事項及び精神的事項に関する26項目の質問に対してそれぞれ3選択肢からなる質問票にて調査しました。それぞれの質問項目における点数を合計し、試験開始時と比較してQOL合計点が上昇した場合を100%、変化なしの場合を0%、低下した場合を-100%として、試験群と対照群の平均値を比較しました。

結果

接種期間(週)

HK L-137の摂取によってQOLが向上しました。

HK L-137を摂取した群では、摂取8週目からQOLの上昇が認められ(P=0.049)、12週目まで上昇は維持されました(P=0.092)。

接種期間(週)

HK L-137の摂取によってQOLが向上しました。

考察

HK L-137群では、HK L-137摂取4週目から免疫力の上昇(T細胞増殖能の上昇、Th1/Th2比の上昇)が認められ、試験終了まで維持されていました。QOLの向上は摂取8週目から認められていることから、HK L-137の摂取による免疫力の上昇が、QOLの向上に寄与したものと考えられました。

HK L-137は免疫力を上昇させるだけでなく、体調の改善にも効果的であることが示され、健康維持増進に有用な素材であるといえます。

出典:J Nutr 136: 3069-3073, (2006)

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